ポケモンUSUM S9シングル -こだわりのブルルドヒドイデ-(最終1911)
御無沙汰しております。ファラドです。
S9お疲れ様でした。面白い構築でそこそこの結果を残せたので記事にしようと思った次第です。
最高レートは1950程度。最終は1911でした。
目次
パーティ紹介
今回使用した構築は御覧の通りです。
パッと見、受け構築に見えますが、技構成からわかるように非常に攻撃的なブルドヒ軸となっております。初見で型を当てれた人は果たしているのでしょうか。
コンセプトはゲンガーに弱くないブルドヒです。
QRパーティ公開しましたので、興味のある方は是非使ってみて下さい。
https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-41EC-ABAE
構築に至るまでの経緯
(飛ばしてもらっても大丈夫です)
物理ドヒドイデを使ってみたいと思い、構築を組むことに。よく後出しされるカプに一泡吹かせられるというところに魅力を感じました。当初はHA神秘の雫(水技の火力を上げる)で使っていましたが想像以上に火力がなく(具体的には毒づきでテテフやコケコが落ちない、アクアブレイクでメガバシャを確定で落とせない、など)、それならいっそ鉢巻を持たせて攻撃に振り切るべきではないかと考え、フルアタ鉢巻型を採用しました。
ドヒドを使う際に相性のよいブルルも自然と構築に入ってきました。また以前ブルドヒを使った際にメガゲンガーがどうしようもなく辛かったのですが、今回のドヒドはゲンガーに強い型なので、どうせならブルルもゲンガーに強い型にしようということでスカーフを持たせることにしました。
そして対鋼、アーゴヨン枠としてヒードラン。はじめは眼鏡を使っていましたが、拘りのリスクが大きく、今回は特殊に役割を持ってほしかったのでチョッキを持たせることに。
次に対メガボーマンダ枠としてメガバンギラス。役割対象に上から殴られることが多くゴリ押しされることが多かったので、それならと思い竜舞型を採用。
残り二枠は結構悩みました。まずこの段階でメガメタグロスがどうしようもなく、またカミツルギ、メガバシャーモにも役割を持ちたかったので、それらの対策としてクレセリアを採用。
以上のポケモンは(ブルルがスカーフを持っているとはいえ)皆低速で、オニゴーリやビビヨンに蹂躙されるのでその対策枠が必要でした。かつカグヤ+水のサイクルに有利になれる電気タイプであり、またバンギを止めてくるカバルドンに有利なポケモンとして化身ボルトロスを採用して構築が完成しました。
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というわけで長くなってしまいましたが、あんさんぶるガールズ!!〜Memories〜を
よろしくお願いします!!!
それでは個別紹介に入ります。
個別紹介
カプ・ブルル
性格 : 陽気
特性:グラスメイカー
持ち物:こだわりスカーフ
実数値:145-182(252)-135-×-116(4)-139(252)
技構成 : ウッドハンマー、ウッドホーン、ストーンエッジ、ばかぢから
ブルルのスカーフ自体は珍しくないですが、ブルドヒ軸での採用はめったにないのではないでしょうか。
基本初手に出し奇襲をかけます。初手ゲンガー対面は有利対面なのでウッドハンマーから入りましょう。裏にバンギとドランを見せてるので、絶対に交代読みの行動(主に気合玉)をされます(受けルは例外)。
初手にオニゴーリが来てくれたら儲けもの
また相手の舞に合わせて出すことで、本来ブルドヒに強い飛行Zランドやギャラを狩ることもできます。(飛行Zギャラは意地が多い)
ただし簡単に起点にされるので、特にカミツルギやリザXには注意が必要です。
また思念の頭突きは採用したところで、仮想敵であるバシャやゲンガー、アーゴヨンは倒せませんし、特にバシャ、アーゴヨンはすぐにS抜かれるので入れる意味をあまり感じませんでした。それぞれ安定した引き先(バシャ→クレセ(,ドヒド)、アーゴヨン→ドラン)が存在しているのも理由の一つです。ゲンガーに関してもウッドハンマーと確定数は同じですし、構築全体がゲンガーに強いので技スペ1枠使うほどではないと判断しました。それよりはHP管理用のウッドホーンや、ツルギ、サザン、ルカリオ、ドランへの打点となる馬鹿力、霊獣ボルト、リザ、ガモスへの奇襲用としてエッジ、の方が採用価値は高いです。ちなみに馬鹿力でルカリオは確定、サザンは低乱数、エッジで霊ボルトが高乱数で落ちます(耐久無振り想定)。またヘドウェ持ちの霊ボルトは格闘技を所持していないので、安心してバンギで舞いましょう。
唯一の高速アタッカーなので、フィニッシャーとして使うこともありました。
ドヒドイデ
性格 : 意地っ張り
特性:再生力
持ち物:こだわり鉢巻
実数値:157(252)-126(252)-172-×-193(4)-55
技構成 : アクアブレイク、ダストシュート、毒づき、はたき落とす
鉢巻ドヒドイデ。PGLで確認すると、持ち物も技も全てランキング圏外のようです(意地っ張りは0.4%いるらしい)。(コジロウのヒドイデがはたきを覚えたことで(多分)知名度は上がったと思うけど、ドヒドがはたきを覚えることを知ってる人はどのくらいいるのだろう)
この型の最大の長所は遂行速度が速い点。特にメガバシャやガモス、ゲッコウガを一撃で落とせるので、追加効果や不意の弱点技等の事故に強いです。また後出しされやすいカプやゲンガーに対して負荷をかけれるのも評価点。いたるところから挑発や身代わりを打たれるので、そういったところでアドをとれたのもよかったです。
耐久はH振りのみで回復技もないですが、役割対象からのダメージは再生力での回復で十分間に合うので耐久面で困ったことはそんなになかったです。こだわり解除の交代と再生力の回復が何気にマッチしています。
ただ勿論短所もあり、実数値を見て貰えばわかる通りびっくりするくらい火力がないです。最高打点の鉢巻ダストシュートがようやくガブの逆鱗程度といえば火力の物足りなさが伝わるでしょうか。
また耐久面で困ったことはないと書きましたが、それは役割対象を絞っているためであり、逆にいえば役割対象が減り汎用性は失われています。例としてHBなら受けれたはずのミミッキュやバンギラス、またメガフシギバナやポリゴン2などの耐久合戦などにも勝てません。また雷パンチ持ちのメガバシャーモにも安定しません。
ドヒドイデの弱みを補った代償として強みを消したといった感じでしょうか。高速低耐久が多いパーティには割と選出しましたが、大体の強いポケモン(メガとか)は耐久も高いので選出率自体は低かったです。
ヒードラン
性格 : 控えめ
特性:貰い火
持ち物:突撃チョッキ
実数値:189(180)-×-127(4)-190(180)-138(92)-104(52)
技構成 : ふんえん、ラスターカノン、大地の力、岩石封じ
努力値はミラーを意識しました。Sをここまでふることで大体の耐久ドランの上をとれます。
後述のバンギがあまり耐久に自信のない型なので、このドランでポリZやアーゴヨンなどの特殊積みエースの相手をします。だいたいのポリZの+1適応力10万ボルトを二耐え、アーゴヨンの+2めざ地面を60〜70%程度に抑えるほどの耐久を持ち、大地の力でデンキ+1ポリZを確定2、アーゴヨンを高乱数1で処理できる火力を持っているため、この二体にはまず負けません。
カグヤやガルドを一撃で落とせないのでオバヒが欲しい場面はありましたが、どの技もきれないのでこのままにしています。噴煙は後出しされる地面に追加効果期待で入れてます。実際焼けてくれたことも多かったのでよかったです。
このパーティに雨選出は絶対にされないので、雨パとの試合では積極的にドランをなげていました。(逆に言えば相手の裏選出にドランしか対応できないともいう)
メガバンギラス
性格 : 陽気
特性:砂起こし
持ち物:バンギラスナイト
実数値:189(108)-202(140)-171(4)-×-141(4)-135(252)
技構成 : ストーンエッジ、噛み砕く、冷凍パンチ、龍の舞
ブルドヒ軸のバンギは追い討ち型が一般的ですが、今回は竜舞型での採用。この並びだとまず警戒されないので、バンギで舞って全抜きという試合も少なくなかったです。
努力値はこちらの記事を参考にしました。(引用の許可はとっています)
【ポケモンUSM】砂塵王国、破壊ノ使者【s7序盤2000達成構築】 - 夢の国White☆star
当初は安定した受けだしもできるようにHSで使用していたのですがどうしても火力が足りてなかったので、この調整を参考にさせていただきました。耐久も火力もちょうどいい感じで、とても使いやすかったです。
このバンギは対マンダを強く意識しているので冷凍パンチを採用しています。また途中までは噛み砕くを炎のパンチにしていましたが、あまり使う機会がなかったので変えました。ただそうすると構築単位でナットレイに対する打点が不足するので難しいところ。
今回の構築では後述のボルトが挑発を持っているので、参考元と違いバンギには挑発を採用していません。しかしバンギに挑発があればゴーリやバナに対して安定すると思われるので、採用の価値は高いと思います(構築記事書いてる最中特に思った)。ただそうなると他のポケモンは色々と変更を加える必要がありそうです。
クレセリア
性格 : 図太い
特性:浮遊
持ち物:ゴツゴツメット
実数値:227(252)-×-189(252)-95-151(4)-105
技構成 : サイコキネシス、れいとうビーム、でんじは、月の光
メタグロスがあまりに辛かったので採用。ツルギやバシャにも対応できるポケモンを探していたらクレセしかいなかった。
でんじはは主にグロスを意識してですが、麻痺を入れておけば大抵控えのポケモンで抜けるようになるので使い勝手はよかったです。
構築単位でジャラランガが重いので、ジャラをごまかしたりもしました。
難点は対グロスをゴツメのスリップダメージに頼っているので、叩かれたり毒をもらうと終わります。またバンギの砂と月の光の相性が悪いのも困りものでした。
ボルトロス(化身)
性格 : 控えめ
特性:いたずらごころ
持ち物:デンキZ
実数値:185(244)-×-100(76)-167(52)-102(12)-147(124)
技構成 : 10万ボルト、めざめるパワー(氷)、悪巧み、挑発
C:悪巧みデンキZでH振りポリ2確定一発(目安)
S:最速ギャラ抜き(オニゴーリ抜きのついで)
対特殊戦法及び対カグヤ枠。非常に使い勝手がよく、この型を見つけられたのは大きな収穫でした。
まずカバルドンを一方的に起点にできるのが強く、そのまま3タテした試合も少なくありませんでした。構築のおかげか、デンキZはまず読まれないので、耐える読みで後出しされた相手を返り討ちにすることもしばしばありました。
霊獣との差別化は特性のいたずらごころです。このおかげで相手がどんなに早くても上から挑発を入れられるため、特にバトン構築には強く出れました。
挑発と悪巧みの両採用は珍しいのか、あまり警戒されませんでした。(切ってるのかも)
ただタイプ上ゴーリに不利をとるのが難点で、フリドラ二発で沈みます。またドリュやマンムーなどの電気も氷も通らない相手には何もできません。
また今回は対低速として耐久振りを採用しましたが、グロスなどを意識するなら最速CSでもいいかもしれません(まあ臆病ボルト持ってないんですけど)。
ボルトロスが通っている構築は多く、とても使い勝手はよかったです。7世代になって弱体化を受けたとはいえ、いまだ強力なポケモンだと思います。
この構築で辛い相手
・メガフシギバナ
対戦ありがとうございましたレベルで無理。バンギやボルトで強引に突破するしかない。たまに選出されないときがあったのですが、ドヒドとのPP勝負を嫌ったんですかね?(普通の型ならバナはドヒドに勝てない)
こちらの構築に簡単に起点となるポケモンが多く、剣の舞はたき落とすやアクZ等があるとクレセでも受けられないのでとてもきついです。そもそもクレセが選出できない場合が多い。
殴りながら能力上げてくるの本当勘弁して下さい。なぜか流行ってたのでめっちゃ辛かった。この構築にはフェアリー技を使えるポケモンがおらず、Zを透かせるブルルはジャラに強くないのできついです。クレセで電磁波入れることができたらまだ楽なのですが、大抵挑発か身代わりを持っているのでしんどいです。回復技はないので無理矢理削るしかない。一応補助技持ちにはドヒドが1ターンアドをとれます(無意味な挑発や身代わりをうってくれる)。スケイルノイズのBダウンに助けられたこともしばしば。
ブルドヒは基本的には格闘に強いのですが、今回は歪な型を使っているので、ジャラに限らず格闘タイプは重いです。
・ドリュウズ(砂パ)
ブルルボルトに強く麻痺も入らない。砂パの場合でも天候を書き換えられないので、常に上から殴られる。地面Zでなければドヒドで相手できなくもない。大抵ブルルのスカーフで奇襲していました。
あとがき
パーティ自体はおもしろい感じに仕上がったのではないかと思います。ただ物理ドヒドイデを使いたいからこの構築を組みはじめたのに、気付いたらドヒドが一番選出できていないという事実が悔しいです。またレート2000超えれなかったのも残念だったので、もしかしたらまた色々と手を加えてリベンジするかもしれません。
話は変わりますが、来週からウルトラスーパーハイパーチャレンジとかいうネット大会が開かれるようですね。ルールは以前行われたシャドースチールと同様のようですが、USUMの新要素(ネクロのフォルムチェンジや新UB等)が加わるため環境は変化するでしょうね。とても楽しいルールなのでまたできて嬉しいです。(ただもっと早く告知してほしかった…)
シャドースチールの環境予想や使用構築の記事は以前書いたので、もしよければ目を通してもらえると嬉しいです(宣伝)
何かありましたらツイッター(@deltoraquest123)までお願いします。
それでは
2018/5/22 ブルルの技構成、ドヒドに対する挑発等、ドランの耐久の程度、対ジャラランガに関して追記
2018/5/23 ドヒドの項を少し修正
2018/5/25 脱字修正
2018/11/4 一部文字の大きさを調整